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2018/02/11
会社の将来を考える「戦略日」のススメ

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「会社は無くなるようになっている。」という言葉をある書籍で目にしました。読み進めると「会社寿命30年説」と近い意味で使っているように感じました。つまり、単一の事業を30年も続けていたら、経済動向や消費者ニーズの変化に対応できなくなり、会社として立ち行かなくなってしまう、という意味で使われていることが多いようです。

早いもので平成の世になって30年です。平成元年の頃を思い浮かべると、どのような世の中だったでしょうか。時代はバブル期。バブル芸人のセリフを聞くと当時をありありと思い出させてくれますね(笑)

携帯電話の普及、土地転がしに財テク、百花繚乱のスポーツカーやバイク、花金・・・ いろいろありますが、当時勢いのあった商品やサービスは、今日ではどうなっているでしょうか。

携帯電話は高機能なスマホとなり低価格化が進んでいます。土地やゴルフ会員権の価格は下落。人気自動車はスポーツカーからワンボックスファミリーカーに移り、バイクは・・・

 会社が永続的に事業を行おうとしたら、その時代にあった商品やサービス、売り方に意識的に変化させていかねばなりません。場合によっては新事業進出もあるでしょう。商店街の婦人服店が大型パン店事業に進出したり、自動車部品製造業が介護福祉事業に進出したりもしています。永続的に事業を営んでいくためには、時代の変化に合わせて事業形態を少しずつ適応させていくことが重要です。

 しかし、そうした準備をいつすればよいのでしょうか。ほとんどの事業者の皆さんは、日々忙しく本業に専念されている方がほとんどです。日々の仕事を回すなかでは、そうした事業の将来像を描き、ビジネスプランを練り上げ、その実現にむけて行動していく時間はかなり限られているのではないでしょうか。しかし、そうした時間を意識的に作り出していかねばなりません。そのために私がコンサル先にご提案しているのが、戦略日を設けることです。戦略日は、日常業務は一切せずに将来ビジネスを考える時間に充てます。紙とノートを持って図書館などの落ち着ける場所に籠り、将来的にどのような事業を手掛けていくべきか、どのような商品やサービスに転換していくべきか、ということをじっくりと考えます。

 ここまで書くと「そんなにまとまった時間を確保する余裕はない。」と思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし、同じ仕事のやりかたの繰り返しでは、同じ結果が繰り返されるだけです。もし、事業や商品の内容や、仕事の成果を今と変えていきたいと欲するのであれば、行動を変えていかなければなりません。行動を変えていくには、これからどのような仕事をしていきたいのか、何をすべきか、何ができるのか、について考える時間を確保する必要があります。それも雑事に邪魔されずに落ち着いて考えられるまとまった時間を確保することが大事です。月に2回程度の戦略日、つまり何もせずにじっくりと将来を考える日を、事前に1年間のスケジュールに組み込んでしまうことをお勧めしています。

 

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