事業承継コンサルティングの株式会社経営支援パートナー(愛知県名古屋市・豊橋市)愛知、岐阜・三重・静岡の経営支援、事業承継コンサルティング

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設計思想

経営リファイン承継 体系化独自プログラム

経営リファイン承継は、後継者による後継者のための、会社を磨き上げる事業承継です。
必要に迫られて行う承継ではなく、次世代の成長に向けて突き進むための前向きな承継プログラムです。
各ステップに沿って進めることで、会社の優良経営資源を引き継ぎつつ、後継者の意に沿って動く社内体制にリファイン(洗練)します。
今は後継者の頭の中だけにある、将来ビジョンや経営戦略、組織人事、営業活動などを可視化し、社内に伝えることで、与えた目標と成果に向かって会社は自律的に動き出します。
自ら経営戦略を描き、組織をデザインし、人と社会に貢献していく・・・ その先には新大陸を求めて大海原を航海するかのような、社長業ならではの自由と醍醐味を感じつつ、成功者への道が拓けてゆくことでしょう。

なぜ「経営リファイン承継」のコンサルを始めたのか?

事業承継支援との出会い

私が事業承継支援の必要性を感じたのは、今を遡ること10年ほど前の平成17年の頃です。当時の中小企業白書には、社長の平均年齢が60歳を上回ったこと、そうした会社のなかでも後継者不在の会社が散見されること、計画的な承継を行わないと様々な問題が起こること、などが記されていました。
当時の私は、信用金庫の経営支援部に在籍し、中小企業の経営改善支援や創業支援などのコンサル業務に携わっていましたが、まだ直接に中小企業に対して事業承継の支援を行うという雰囲気ではありませんでした。そもそも、社長たちに事業承継の話を出した瞬間に「お前は俺に、社長の座から早く降りろということを言いたいのか。」と一喝されかねない雰囲気であったからです。
平成18年には、中小企業庁から事業承継ガイドラインという、承継するうえでよく起こり得る問題やその対処法がまとめられた政府刊行物が刊行されました。こうした経緯から、中小企業側は早い段階で承継準備を進め、金融機関や各種専門家をはじめとした支援機関はその支援をする、という風土が醸成されていきました。

事業承継研究会の起ち上げ

私の動きとしては、平成18年4月に経営コンサルタントの有志を集めた事業承継研究会を、自らが会長として起ち上げ、毎月1回程度の研究会を開催してきました。ここでは、実際に中小企業者が抱える承継上の課題やその解決策、コンサルとしての支援手法などを研究してきました。

経営コンサルタントとしての起業(事業承継支援に対する問題意識の芽生え)

平成21年4月には、私は16年間務めた信用金庫を離れ、経営コンサルタントとして起業しました。開業当初は、事業承継支援を中心に、勤務時代の経験を活かした事業再生や営業管理などのコンサル分野を手掛けていました。 事業承継のコンサルを行うなかでは、承継上の課題を抱える企業から様々な相談が寄せられました。「100社あれば100通りの事業承継がある」と言われるように、社長や後継者達の問題意識や悩みは様々でした。また、事業承継上の問題が顕在化してから相談に来られるケースが多く、その大部分は問題解決に苦労する会社が多かったのです。私はこれまでの約70社に及ぶ事業承継コンサル経験を通じて事業承継支援のあり方に様々な疑問を感じるようになっていきました。具体例を挙げると下記のような内容です。

1事業承継支援のあり方の問題

  • 顕在化した問題やリスクへの対処が中心であり、前向きな取り組みではない。
  • 経営手腕やノウハウの承継よりも、自社株移転などの資産承継に力点が置かれがち
  • 会社の悪い部分も含めて継がなければいけない、という必要性に迫られる雰囲気
  • 後継者が継ぎたくなる、現社長が継がせたくなる、という承継が少ない
  • どちらかというと現社長を中心に対処が考えられがち
  • 事業承継することが目的となっており、会社を成長させる手段としての視点に欠ける

2承継タイミングの問題

  • 事業承継上の問題が顕在化してから相談や対処に動きはじめる遅さ
  • 現社長や後継者の年齢が高くなり過ぎてからの相談
  • 社長や後継者を取り巻く人間関係が悪化してからの対処の遅さ

3社長側の意識の問題

  • そもそも社長業を後継者にまだ引き継がせたくない
  • 後継者が立派な経営者に育ってから引き継ぎたい
  • 後継者が心もとなく見えて経営を任せられない
  • 後継者と方針や考え方が一致せず継がせられない
  • 財務内容がもっと良くなってから継がせたい

4後継者側の意識の問題

  • 自分が社長として経営していけるか不安
  • 社長を継ぐと大変だから現状の立場のままでもう少し居たい
  • 財務内容に傷を抱える今の会社を引き継ぎたくない
  • そもそも引き継ぐ会社の仕事はあまりしたくない

経営リファイン承継をはじめるきっかけ

上記のような事業承継支援に対する問題意識から、下記のような承継を進めることでより多くの中小企業のお役に立てるのではないか、という思いから経営リファイン承継を始めることを思い立ちました。

  • 目的としての事業承継ではなく、会社をさらに発展させるための手段としての事業承継
  • 会社の優れた経営資源をさらに磨き上げたうえで引継ぎ、劣勢経営資源は段階的に削り落とす、会社をリファイン「洗練」させる事業承継
  • 社長と後継者が必要に迫られて進める「後ろ向き承継」ではなく、継ぎたくなり継がせたくなるような「前向き承継」を進める
  • 自社株移転などの資産承継ではなく、会社本来の競争力と成長性を引き出すための経営手腕やノウハウの承継を中心に進める
  • 後継者が自らの経営力を引出し、後継者のための社内体制を整備する承継

こうした経緯から導き出された事業承継手法が、「後継者による、後継者のための、経営リファイン承継」なのです。

コンサルステップ

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