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2019/01/04
今さらのPDCA CとAが価値時間!

CとAが価値時間.JPG

平成最後の年がスタートしました。

賢明な皆様は、当然に新年度の経営計画や行動計画を既に作成し、好スタートを切っている頃かと思います。

えっ? まだ計画を作っていない?

それでは、後になって計画の検証をすることもできませんが・・・

ビジネスマンであれば、「PDCAサイクル」という言葉を聞いたことが無い、という人は、おそらく居ないでしょう。

「ああ・・・アレか・・。わかった、わかった・・・。」という反応の方が多いことでしょう。

なので、PDCAサイクルの中身については、ここでは敢えて説明は割愛します。

しかし実際には、そのサイクルをしっかりと回せている人や中小企業は、意外に少ないものです。

計画を作成し(Plan)、実行(Do)までをしている会社や人は、まだ多くはいるでしょう。

しかし、検証(Check)と、再計画&再実行(Action)までをしっかりと行い、かつ何年もの間に亘って継続的にこのサイクルを回せている人や中小企業は、ぐっと少数派になります。

その理由には下記のようなものがあります。

・そもそも計画を作っても「計画倒れ」になるものと始めから決めつけてしまっている

・実行段階(D)で、作った計画書を机の奥深くしまい込んでしまい途中で見ていない

・だから、計画書を意識して計画書に沿った行動(D)もできなくなってしまった

・途中で計画が「画餅」になったような感じがして、計画から目を背けてしまった

・期中や期末に、計画と実績のズレを検証する仕組み(C)や、修正の仕組み(A)が組み込まれていない

まあ、その他、計画が埃を被ってしまう要因はいろいろとあるでしょう。

私も上記の失敗を一通りしてきましたから、わかるのですが・・・(苦笑)

しかし、検証(Check)と、再計画&再実行(Action)を行う時間こそが、本当の価値時間なのです。

計画の内容にもよりますが、夢のような高い目標を掲げた計画であれば、その内容の3割も達成できていれば御の字だと思うのです。

(営業計画や利益計画であれば、勿論、必達ですよ!)

計画期の途中や期末に、計画と実績の差異をつぶさに分析し、

「なぜ達成できなかったのか?」

「次にはどうすれば達成できるのか?」

ということを真剣に自分と向き合いながら考えていきます。

この時間は、反省の時間でもあり、自分の至らない点や、情けない点を、ある意味で自虐的に検証する必要があります。

真剣に考えれば考えるほど、自社や自分が情けなく思えることでしょう。

この心理がバネとなり、次の成長に繋げられるポイントでもあります。

ある調査によると、計画が未達に終わった人に対して「どのくらい進んだのか?」という質問を投げかけたところ、約6割の人が「着手すらしていなかった。」と回答したそうです。

着手すらしていないのですから、達成などできるはずもありません。

一方で、経営の格言には次のような言葉もあります。

「着手をすれば、仕事の半分以上が終わったようなものだ。」

これは、着手することの難しさを表しているとも言えます。

また、計画段階では「どうしたら着手できるのか。」とか「いつ着手するのか。」を事前に決めておくことが、行動を起こし、成果に結実させるのに至極重要になるのです。

話を戻しますが、こうした検証(Check)と、再計画&再実行(Action)は、計画が事前に作成してあることで初めて機能します。

換言すると・・・

今年の年末に「アイテテテテ・・・ 計画したことが実行すらできなかったぁ・・・」

とか「来年はまたこんな情けない思いはしたくネェな・・・

どうしたら確実に着手し、行動を成果に結び付けられるだろうか?」

真剣に考え、悩むために計画を作るのです。

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