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2019/12/10
事業の将来性に不安を感じる経営者

将来に不安を感じる経営者.PNG

「事業の将来性に不安を感じる」

これは、佐原が以前にある市から依頼された事業承継セミナーの受講者に対するアンケート結果の一部である。

そのとある市の事業承継に関するアンケートで「事業承継を進めるに当たって何が不安か?」という問いかけの選択回答の一つである。

この選択肢にチェックを付けた現社長の割合が多かったのだ。

そこで市の担当者は、講師である佐原に次のような注文を出してくれた。

「佐原さん、事業承継のアンケート結果には『事業の将来性に不安を感じる』という回答が多かったので、ここに着手できる内容をセミナーに盛り込んで欲しいのですが・・・」

まあ、言いたいことはわかる。

しかし、そもそも「事業の将来性に不安」とは何だろうか?

実際にセミナーの受講生の社長さん達に直接に聞き取りをしてみたところ、「現在や今後5年程度は、事業は安泰であるが、その先の見通しが立たない」ということであった。

それは、自動車部品製造業であれば、今後のEV化(電気自動車化)をはじめとした「CASE(コネクテッドカー、自動運転、シェア、EV化の新潮流)」への対応であるかもしれない、商店街やショッピングモールでの小売業であれば、益々進むネット通販の流れへの対応かもしれない。

飲食店やサービス業であれば、賃金の上昇とそれらによるスタッフ人材の雇用確保がより難しくなっていくことへの対応かもしれない。

そうなのだ。

どのような業種、業態であっても、将来まで事業や収益がずっと安泰なんてことはまず無いと言ってよいのだ。

だから、事業の将来に不安を感じない経営者なんて居ないのではないだろうか。

もし、事業の将来に不安を感じていない経営者が居たとしたら、余程の先手までしっかりと手を打てている超優秀な経営者か、あるいは逆に、余程ののんびり者だろう。

そして、事業の将来に不安を感じているのであれば、「不安だ、不安だ・・・」とこぼす前に、「今から何の手を打てるか」ということをじっくりと考え、計画的に行動していく必要がある

しかもそうした将来不安を取り除くような取り組みは、思い切った業態転換とか、今の主要取引先に代わる新規取引先の開拓とか、新製品・新サービス開発、新事業展開といった、知恵もノウハウも体力も時間も要する取り組みとなるだろう。

これらを一言でまとめた「経営革新」を進めるには、今の事業の延長線とは一線を画した取り組みを進める必要がある。

それも今の事業を上手に回しながら、プラスαの時間を創り出しつつ、計画的に進めなければ成就させることは難しい。

こうした新たな取り組みを進めるにはどうすれば良いだろうか?

これをやればパッと実現するような魔法の杖は無い。

まずは計画をつくり、月別や日別、週別、時間別に行動計画に組み込み、コツコツ努力を重ねていくのが王道ではないかと思う。

大事なことは「自分の行動をも変えられる計画」を作ることだ。

結果を変えようとしたら、自分の行動を変えるしかない

そして行動を変えようとしたら、行動に突き動かす感情を盛り上げ、そのために考え、考えた事を計画に目に見える形で落とし込んでおくことが大切だ。

そして、こうした計画を作るのにふさわしい時期が、この12月から1月にかけてではないかと思う。

事業の将来に不安を感じるのであれば、それを新たな展開を進めるための原動力にしてしまえばよい。

ワクワクできる夢に向かって努力するのも一つであるが、不安感や危機感をエンジンに前に進むこともまた有効であるように感じている。

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