時期:
有限会社荒木製作所 様
ものづくり補助金申請書の書き方支援
佐原先生から受ける補助金申請書の書き方は、サービス品質と時間効率が良いことも大きなメリットだと感じています。サービス品質については、ものづくり補助金の採択率を見れば自ずとわかることですが、その記述内容も当社の事業内容の詳細や技術的課題の解決方法、行動スケジュールまで事細かに詰めていきます。当社が持つ旋盤技術のことをよく知らない人に対してでも分かりやすく伝えられる表現力と文章力が佐原先生のノウハウなのだと感じています。
また時間効率については、メールや電話でのやりとりではなく、会社の会議室でプロジェクターを使ってリアルタイムに申請書を仕上げていくのでその場で内容の確認ができ、非常に合理的です。あとでメール送信してもらった申請書を読んだりすると、どこの内容が変わっているのか分かりづらいですし、修正点を伝えるのももどかしいものですが、そうした煩わしさがないのです。その場で完結していくので結果的に時間効率も良く、質の高いものが出来上がっていくのだと感じています。
自社の事業内容、強みの見つけ方
ものづくり補助金の申請書作成の支援を佐原先生から受けるたびに感じることなのですが、いろいろと当社の事業内容の話しをしながら、それを文書化していくことで自社の課題や強みが明確に見えてきます。それは自分だけで考えていると、自社のことは身近すぎて強みも弱みも見えなくなってしまっているように感じます。それを佐原先生のような外部の第三者から、それも経営の専門家の目を通してみて頂くことで良い点も悪い点も浮き彫りになってきます。あとは、強みを活かせる事業展開や、弱みを段階的に克服することでより良い会社にしていく方策などを時間軸としての経営計画に落とし込むことですべきことが明確になっていきますね。
元金融機関職員の視点での財務分析と対策
私のような後継者が、会社経営を引き継ぐときに課題になるのが財務管理力なのだろうと思います。これは、しっかりと体系立てた勉強をすることも重要ですし、自社の財務計数を実際に自分の目で見て、どういう状態になっていて、どのような対策をすべきかを考え尽くすことで会得できるものだと感じています。
こうした財務分析とそこから導き出される対策を立てる際にも、佐原先生の支援にとても助けられました。特に元金融機関職員としての視点で我が社の決算分析をして頂くことで、収益性や安全性だけでなく、金融機関借入の上手な活用方法や、金融機関との上手なおつきあいの仕方などを学ばせて頂きました。
会社経営は、事業承継のタイミングでは「どの部分を変化させ。」「どの部分は変えずに継続するか。」という判断に迫られる場面がよくあります。その一例が、取引金融機関であったり、顧問税理士であったりすることもあります。こうした点は、後継者の立場では先代経営陣との関係上、変化させるべきポイントであってもなかなか変えづらいことが多々あります。このような難しい判断や社内の微妙な関係をうまく調整しながら、的確なアドバイスを頂けることでも非常に助かっています。
事業承継後の体制づくりの支援
事業承継については、資産承継と経営承継の二つに分けて考えることを佐原先生から教わりました。とくに財務分析と絡めて、自社株の移転方針とそのタイムスケジュール、顧問税理士への自社株評価額の算定依頼にはじまり、どのような手順で事業承継を進めるかということについて計画策定をして頂きました。
また、義理の父である現社長へのヒアリングを通じて、社長が考える事業承継のタイミングや課題とその対策などを抽出し、社長と私との間の調整役を担って頂いたりもしています。実際問題として後継者から社長に対して直接に「社長の交代をいつにしますか?」なんてこと、とても聞けないですよね!(苦笑) そのような社長と後継者の当事者間では話しづらい事でも佐原先生を介し、会社の経営課題として冷静に調整することが可能になっています。
他の専門家とのネットワークを活かした経営支援
佐原先生からは、いろいろな専門家のご紹介もして頂いています。例えば、従業員のモチベーション状況や会社への帰属意識を調査するための従業員意識調査や、就業規則の見直しに際してはその分野に強い社会保険労務士、生産面の改善を進めたければ生産管理に強いコンサルタント、といった具合です。
また近年の日本では人不足の時代に突入して、当社のような中小企業では従業員や事務員といった社員採用に苦労しています。そのようなときには、佐原先生の知人コンサルを通じて実際に事務員をご紹介頂き、試用期間を経て本採用にまで至っています。
佐原先生だけで成し得ないことは、人的ネットワークをフル活用して当社のような中小企業の発展を支援してくれるスタンスは本当に有り難いですね。(笑)
有限会社荒木製作所 様
営業主任(次期社長) | 小林幸平 様 |
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