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亊業承継コラム「後継社長への軍略書」

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COLUMN 56

全身全霊をかけて経営していると「神意」が味方する

見えざる社長の力

神意が味方する.PNG

 会社経営を長年していると、良い時もあれば悪い時もある。

それは、客先クレームや訴訟トラブルなど予期せぬトラブルが起こったり、頼りになる管理者が突然に退職してしまったり、何かの拍子に大きな受注を失ったり・・・

そうしたトラブルは、自社の経営の穴やほころびが大きくなって、目に見える事態として生じることもある。

一方で不運としか言いようの無いトラブルもある。

それは、今、会社経営を行っている後継社長の責任ではなく、場合によっては先代社長が経営していたことにその原因が生じたものもあるだろう。

しかし、そうしたトラブルも含めて、他責ではなく自責として捉え、会社で起こる全てのことが社長の責任、という考え方で経営をしていきたいものだ。

そして、そうした経営の危機であっても、真に全身全霊を傾けて会社経営に邁進していれば「神意」が味方するときがある。

これは、佐原が直接に関わってきた支援先企業でも何度となく目にしてきた。

業績不振で受注も伸びず、資金繰りも尽き果て、もはやこれまでか、と思われる状況で、有り得ないような方法で新規取引先が現れて難を逃れることができたり、ということだ。

ただ、こうした「神意」が味方する状況というのは、その会社の社長と社員達が文字どおり真剣勝負で会社経営に邁進しているときである。

だから、自社の経営状況が好調のときでも、不調のときでも、常に経営に全身全霊を傾け、経営に身を捧げたい

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