余命1年リストの作成
本当に自分のしたい事は何か?
余命1年リストを書いてみました。
自分の余命はもし残り1年しか無かったとしたら・・・
何をしたいか? 何をすべきか? 何ができるか?
そんなことを列挙してみたのです。
ちなみに私は49歳です。
余命1年リストを書いてみようと思ったきっかけは、中小企業の事業承継支援に関わる身として、70歳代から80歳代の退任を間近にした社長、又は退任された社長の立場に少しでもなってみようと思ったからです。
こんなことを書くと、「縁起でもない事を・・・」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、人間の死亡率は100%です。
人間であれば、誰でも、いつか、必ず死が訪れるのです。
そうした死を、忌み嫌って遠ざけ、目を背けるのではなく、冷静に受け止めることも大事だと考えています。
また、死を意識するからこそ、その対極にある生をより良いものにすべく日々悔いなく努力を続けていけるのではないでしょうか。
それは、自己研鑽であったり心磨きであったり、それらを武器に仕事を通じて世の中や多くの人に貢献していく。
そして、家族や友人との人付き合いも、一期一会の精神で悔いなく行っていけるのではないかと思います。
私は、これまでに3回、死が間近に迫ったことがあります。
1度目は、極身近な人が、17歳という若さで現実に目の前で亡くなってしまいました。
あの時、ちょっとした違いで死んでいたのは自分だったかもしれません。
2度目以降は、全てバイクでの命の危機でした。
190㎞/hというハイスピードで転倒し、運よく壁にぶつからなかったために軽傷で済んだこともあれば、あと十数センチで高速道路を走るトラックのタイヤに巻き込まれずに済んだこともあります。
その他も詳しくは書きませんが、いずれも今思い出しても肝を冷やすような出来事です。
自分の人生では、そうしたことがあったことから、いつも心のどこかに死を考えながら生きてきたかもしれません。
実際に余命1年リストを書いてみた印象です。
一点目は、余命1年まで待たなくても、今から準備できることも多くあるということです。
例えば、身の回りの整理整頓などです。不要な物、使わない物は、さっさと捨て、後の人が困らないようにしておきたいものです。
整理整頓といえば、使わないクレジットカードや預金通帳、キャッシュカードなど、余分なものは解約しておきたいものです。
実際に解約しました。
ほかに、パソコンやWEBサイトの暗証番号などの記録と保存です。家族にわかるようにしておきたいものです。
その他にも整理整頓すべきものは色々とありますが、ミニマリストに近い状態が理想的ではないかと私は思いました。
2点目は、上記のような整理事が完了してからでないと、自分が本当にやりたいことができない、ということです。
例えば、旧知の知人に会っておくとか、お世話になった周りの人にお礼を言っておくとか、家族での旅行、一人旅、趣味、などです。
3点目は、1年だけでやれることは限りがあり、余命が多くあるうちに成すべきことを成しておきたい、ということです。
私はこれらのようなことを感じました。
と、同時にすっきりとした気分になりました。
自分の死の準備だけできていれば、後に残された人が困らないようにしておけば、生きているうちは自分の好きなこと、やりたいことをできる、というわけです。
皆さんがもし、実際に余命1年リストを作成してみたら、どのようなことをお感じになるかわかりませんが、何かしらの気づきを得られると確信しました。